自分から出る言葉

何か考えを発信しているときに、その内容っていうものは、だいたい自分が生きやすいように均したものである事が多い。

そうでなくても、もうよくよく考えて、これは自分の経験から言っても間違いない!
と思っていることですら、自分という欲望にまみれている自分から出てくる以上、まぁまずほんとうのことではない。

それに気が付くことが難しい。
難しいというか、だいたいの場合できない。
いちいち自分が言葉を発するときに疑ってかかって生きるわけにもいかないのだから、当然なのかもしれないけれど。

これは良いことを言っているぞ! とか、俺の意見を聞け! みたいに力んでいるときは、9分9厘言う前に考え直した方がいいことが頭の中に巡っている。

ここに書いている言葉も、また怪しくて危うい。