今更知った ○回忌の数字のいわれ

お寺の事務のお手伝いを初めて4年目。
広報のお手伝いをするようになって6年目。
その間に、ちょくちょく年回表(何年に亡くなった人の何回忌ですよーという表)を作っていたのにもかかわらず気にもしなかった。

なんで○回忌ってこの数字なんだべか?

主に○の部分書いてあるのは1、3、7、13、17、23、27、33・・・50。
みたいな感じです。1だけは1周忌。あとは3回忌、7回忌、13回忌・・・と続いていきます。

なんで3とか7なんでしょ?

諸説あるそうですが、次のような説明がしっくりきたので、今後誰かに聞かれたらこのように説明しようと思っています。

まず個人の命日に、亡くなった方を通してお経をいただき法話を聞く機会を持つというのが大事なことで、毎年やるのが良いみたいなものだった。
でも実際に毎年やるのは皆しんどいので仏教に関係のある数字として3と7のつく年にやることになっていった。

3は2を超える数字。2とは「善悪」「有無」「損得」などの人間に染みついている生き方。
7は6を超える数字。6とは「六道」からきている。地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天という6つの世界、仏法に出会う前の輪廻転生する世界を表している。

つまりは、人間が生きている世界から離れて、仏の世界に生きられるように、亡き人を縁として教えに触れる。というような意味合いの数字のようです。

ちなみに1周忌は亡くなった日の1年後だが、3回忌は亡くなった日の2年後になる。これは亡くなったその時を1回忌と数えるからで、1周忌の時は2回忌、2年目は3回忌。ややこしい。

上記に書いた内容は、一つの説で、諸説あります。
ちょっと調べたら、諸説ありすぎる感じです。

※まとめ
法事は亡き人を通して教えに触れる機会。本来は毎年やるべきだった。毎年じゃ大変だから3と7という数字の時にやりましょう。3・7については色々言われている。だから思い立った時、親戚が集まれるとき、回忌と関係なくやることも本来はあり。